美冬(みふゆ)誕生秘話
石屋製菓のミルフィーユ菓子「美冬(みふゆ)」は「ブルーベリー」と「キャラメル」、「マロン」の3種類の味。そのおいしさには、発売されるまでにたくさんの努力と工夫がありました。今回はその「誕生秘話」をちょっぴりご紹介します。
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「美冬(みふゆ)」を作ることになったのは、お菓子屋である石屋製菓として「本格的なチョコレートを使ったお菓子を作りたい」と考えたことから。幅広い層のお客様に「おいしい!」といっていただける商品づくりをテーマに、「美冬」の開発は始まりました。
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「ミルフィーユ(mille feuile)」という言葉には、フランス語で「千枚の葉」という意味があります。何層にも折り重なるパイ生地を焼くと、葉っぱが重なったように見えることからその名前がついたお菓子。この「ミルフィーユ」を新しい商品とすることに決め、試作を始めました。
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商品づくりを進めて、最初にできたのがキャラメル味。キャラメル味のクリームでミルフィーユを作ってみたところ、イメージに合ったお菓子ができあがりました。これが「美冬(みふゆ)」の原形です。このお菓子を商品化するにあたって、味のバリエーションが必要だと考え、いろいろな味のクリームでミルフィーユを作ってみました。「ブルーベリー」「マロン」の他、「ストロベリー」「コーヒー」「メロン」「ミルク」なども試作しました。試作品は製造部門以外のスタッフを加えて何度も試食しました。クリームだけを食べたり、パイをはがして食べてみたり…。いろいろな組み合わせや食べ方を試し、チョコレートやパイとの相性を考えて、「キャラメル」に加えて「ブルーベリー」と「マロン」の2種類を商品化することに決めたのです。
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中身のフィリング(クリーム)と相性がよく、食べておいしいと感じるチョコレートの組み合わせもいろいろと試しました。それぞれに合うチョコレートとして選んだのが、この3種類です。
■酸味のある「ブルーベリー」には苦味のある「ブラックチョコレート」
■「キャラメル」はマイルドでミルキーな「ミルクチョコレート」
■「マロン」にはクリーミィで甘さを抑えた「ホワイトチョコレート」
通常フルーツ素材はホワイトチョコレートとの相性がとても良いので、チョコレートと組み合わせるときは最初に「ホワイトチョコレートとの相性」を試してみます。ところがブルーベリーのクリームとホワイトチョコレートの組み合わせで試作してみたところ、ブルーベリーの甘さがホワイトチョコレートの甘さをさらに強調してしまう結果となりました。そこで、酸味のあるタイプのブラックチョコレートと組み合わせ、スッキリとした味わいの「ブルーベリー」が完成しました。「キャラメル」「マロン」にも、食べておいしいと感じる組み合わせを試し、コーティングするチョコレートを選んでいます。
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美冬(みふゆ)の開発では「いい材料を使いたい!」と考え、チョコレートやパイ生地・フィリング(クリーム)など、それぞれ「こだわりの素材」を集めました。ところが実際に作ってみますと、それぞれの素材が味を強く主張して、濃くなってしまったり、ミルフィーユ全体の味のバランスが取れなくなってしまったり。パイの厚さやクリームの量によっても、味や食感が違ってくることに気づきました。何度も試作や試食を重ねて一番おいしいと思う配合に調整することがとても大変でした。美冬の製造工程でわかったのは、「お菓子のおいしさは、食べた時の全体のバランスが重要」だということ。
「美冬」のおいしさは、何度も作って何度も食べて決めたチョコレートとパイ生地・フィリング(クリーム)のベストバランスから生まれているのです。

